過蓋咬合・上下顎前歯部叢生
【治療計画】
深い噛み合わせと、前歯の凸凹を気にされていた患者様になります。
噛み合わせが、深いために下顎が後方に押し込められているケースになります。奥歯のズレもみられます。
また、下の前歯は噛み合わせが深いために、歯が舌側に傾斜し、凸凹となっていました。
1.まず噛み合わせの高さのコントロールから始めます。今回はバイトプ レートという取り外しタイプの装置を用いました。
2.噛み合わせの高さがコントロールされたことで、押し込められていた 下顎が前方に適応してきます。その結果、奥歯の関係のズレもなくな りました。また、下顎前歯の凸凹も、自然にほぐれてきます。
3.最後にワイヤーにより、凸凹を改善し、終了となります。
【補足:バイトプレートとは】
バイトプレートは、噛み合わせの高さをコントロールするために有効で、また、上顎に装着する装置で取り外しが可能です。
装着すると、装置の平面と下顎前歯が接触しますが、上下の奥歯は離開し、全く咬み合わない状態になります。歯というものは、咬んでいない場合、咬み合う歯を求めてのび出てくる性質があることと、下の前歯も圧下されます。このことを利用して治療します。ワイヤーのみで治療するよりも、治療期間も短くすみます。
今回のケースは、バイトプレート装着期間約5カ月、ワイヤー装置期間9カ月でした。
【リスク・副作用】
年齢によっては顎位がでないことがあります。
バイトプレートの使用時間が短いと歯の動きが悪く、治療期間が
延びる可能性があります。
練馬区西武池袋線大泉学園徒歩1分よしかわ矯正歯科 吉川