機能と形態の深い関係

 

こんにちは。寒い日が続きますね。 

カラカラに乾燥しているので、風邪やインプルエンザ予防にスクうがい、手洗いを怠らないようにしましょう。 

 

今回は、「機能と形態の深い関係』をお話します。 

 

歯列・顎骨の成長や発育は、例えば 

受け口などの遺伝的な要素と 

歯に及ぶ舌や口の周りの筋肉の圧力のバランスや咀嚼・嚥下時の筋の機能的な圧力などの 

環境的な要素により影響を受けます。 

 

よって以前にお話しましたMFT(口腔筋機能療法)により口腔機能を改善することは、不正咬合になる環境的な要因を取り除くことに繋がるため、 

実は矯正装置を使用しなくても、歯列・咬合が自然に正常な形態に誘導される現象がしばしば認められます。 

 

口腔機能と歯列形態とは深い関係があります。 

口唇がいつも開いたままで歯列を内側から外側に押し出すの強さ、またはその舌が歯を押している時間が長いと歯は正常な位置を保つことは出来ません。 

 

これに対してMFT(口腔筋機能療法)により咀嚼・嚥下・発音・呼吸・姿勢を正常化 

口唇と舌の正しい位置姿勢位を習慣化することで歯列の内外の圧力のバランスを整えれば、 

歯が自然に正しい位置を保つことができるようになることがあります。 

これはまた矯正力を加えて歯並びを治したとしても、口唇と舌が正しい正しい位置姿勢位を保って 

ないと後戻りをするということに繋がります。とても残念なことです。 

 

では、嚥下時どのくらいの舌の圧力歯にかかっているのでしょうか? 

数字で示してみます。 

 

正常な人の場合は、 

   嚥下時の舌の圧力             0.4Kg 

舌癖がある人の場合は、 

   嚥下時の舌の圧力             1.7Kg 

 

 

要するに舌癖がある人の方が嚥下時の舌の圧力が高いことがわかります。 

嚥下時の舌が嚥下する毎にかかっているとすると歯の形態への影響は、かなり大きいことが 

わかります。その上、口唇が開いていると尚更です。 

 

力 ✖️ 時間(嚥下回数) = 仕事量  

 

口唇と舌の正しい位置(姿勢位)にある事の大切さがわかると思います。 

 

 

また、習癖のひとつである 

 

うつ伏せ寝の圧は、 4Kg ✖️ 寝ている時間 

横向き寝の側方圧は、3Kg ✖️ 寝ている時間 

頬杖の側方圧は、  2Kg ✖️ 時間 

 

力 ✖️ 時間 = 仕事量 

と骨が変形するほどの力がかかります。 

もちろん歯並びにも影響を及ぼします。  

仰向けに寝ることをおすすめします。   

 

口唇がいつも開いていて口で呼吸をしている。舌が常に下にある。食べ方が気になる。 

発音が気になる。などなど。 

歯に影響を与えているかもしれません。 

是非、一度歯並びと共にご相談下さい。 

 

 

 

西武池袋線 練馬区大泉学園  

よしかわ矯正歯科    東 

 

 

 

 

                  

 

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