受け口の治療法(混合歯列期:永久歯と乳歯が両方混在している時期)2

見た目には同じ反対咬合であっても、原因が異なる場合があります。

ケースによって装置を使い分ける必要があります。

《1》小児期の骨格性反対咬合は、上顎骨の発育不全が原因であることが多いといわれています。

 

上顎前方牽引装置

主に成長期の骨格性反対咬合の治療に用いられます。
上顎骨の成長を促進し、下顎骨の発育を抑制する作用があります。
見た目は随分と違和感の強そうな装置なのですが、実際には患者様の協力度が極めて高い装置の一つです。

上顎前方牽引装置は成長力に便乗し作用するため、1~2か月といったスパンではなく、1~2年間持続的に使用することになります。

 

急速拡大装置

また、上顎骨の幅も小さいケースには、急速拡大装置という短期間で上顎骨の幅を広げる装置もあります。

幅を広げる矯正期間は、1ヶ月~3ヶ月程度。急速矯正装置での矯正期間中は、自宅で継続的に専用のネジまわしをつかって拡大ネジを回し、歯列にかかる力を上げていきます。 
ネジの回転の目安は、通常は、1日につき1/4回転。約0.2mmの拡大するこになります。これを継続すると、30日で約6mm程度、顎の幅を広げることができます。

装着後、3~4日程度の間は食事のときに違和感や痛みをかんじたり、また、鼻や口元にツンとした痛みと感じることがあります。

1~3ヶ月の矯正期間が終わった後は、装置の幅は固定したまま約6ヵ月間装着します。

短期間で急速に左右のあごのつなぎ目の正中口蓋縫合部を広げるため、広げた部分の骨がまだしっかりできていないないため、後戻りを防ぐために、約6か月の間は、装置をつけたまま骨ができ上がるを待ちます。

 

 

《2》下顎の適応の問題があるケース

・ハイアングル

咬合発育の後期に過剰に咬合高径(奥歯の噛み合わせの高さ)が増加するために、下顎が過剰に適応しているケース

このタイプは非常に治療が難しく、まずは上顎奥歯の過剰萌出を抑制することが重要となります。トランスパラタルバーという装置をセットし、舌圧を利用しておさえていきます。噛み合わせは、改善できるケースも多くありますが、審美的にさらに下顎を引っ込めたいという場合は、将来的に、顎の骨を切除する外科矯正が必要な場合もあります。

・ローアングル

咬合高径が低いことによる下顎の前方回転が問題となるケース

成長期の場合、乳歯の上にオーバーレイ装置をセットし、噛み合わせの高さを挙げることで、自然に顎を後方回転させることができます。比較的、治療は難しくないケースです。

このように反対咬合といっても、様々なケースがあり、装置も一つだけではなく、何種類か併用することもあります。

ここでご紹介していない装置もたくさんありますので、まずは矯正専門のドクターに相談されることをお勧めいたします。

 

練馬区 西武池袋線 大泉学園 徒歩1分 よしかわ矯正歯科 吉川

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