過蓋咬合について

「鏡を見たとき上下の歯を咬み合わせると下の前歯がほとんど見えない」――それは過蓋咬合(かがいこうごう)かもしれません。通常は咬み合わせても正面から見て下の歯の半分以上は見えるはずです。過蓋咬合はかなり深い咬み合わせです。

過蓋咬合

過蓋咬合とは?

過蓋咬合とは?

上の前歯が下の前歯にかなり深く咬み合っている状態です。正面から見ると下の歯が見えないほど、上の歯が覆い被さっています。食べ物をうまく咬み切れなかったり、咬み砕けなかったりして、食事に時間がかかることがあります。

過蓋咬合を放置してしまうことによる影響
顎関節症につながる

咬み合わせが悪いので、上の前歯が下の前歯に突き上げられ顎の位置が後方に下がると顎を動かすのに負担がかかります。やがてスムーズに動かなくなり、口が大きく開かなくなったり、痛みをともなったりするようになります。

歯ぐきの炎症につながる

歯ぐきに食べ物が当たりやすく、歯や歯ぐきに負担がかかります。それが歯ぐきの腫れや炎症につながります。

症例

過蓋咬合
治療期間:約1年半
患者年齢: 小学生 女子
  • Before Before
  • AfterAfter
解説

深い噛み合わせと、前歯の凸凹を気にされていた患者様になります。噛み合わせが深いと、下顎が後方に押し込められ、顎関節症を発症することもあります。また、前歯で噛みちぎることができないこともあり、食べ物の消化・吸収がうまく行われないこともあります。今回のケースは、まず噛み合わせの高さをあげることが一番重要です。噛み合わせの高さをあげることで、下の歯の凸凹が自然にほぐれてくることもあります。

治療計画

上顎とバイトプレートをセットし、バイトをあげます。その後、マルチブラケット装置をセットし、さらに、前歯部を圧下し、大臼歯部の 挺出をおこないました。その後、永久歯列完成まで、経過観察をおこないます。

装置の種類

バイトプレート、マルチブラケット装置