インビザラインteen  新しいシステム

これまで、インビザラインは様々なシステムを開発してきましたが、今回はteen 向けの新しい機能的矯正装置のご紹介になります。

 

機能的矯正とは

取り外しのできる特殊な装置を使った成長・発育を利用した矯正治療のことを言います。

ワイヤーやゴムなど、矯正材料の力ではなく、咬む力をはじめとする口の周りの筋肉の力を利用して矯正治療をおこなう装置のことです。成長期に用いることにより上あごや下あごの成長を促進したり、過蓋咬合や機能性反対咬合の治療などに用います。ドイツなどヨーロッパ諸国では、治療の中で「抜歯」を極力避ける傾向があり、機能的矯正装置を活用した予防・抑制矯正が積極的に採用されています。

アクチバトール(FKO)やバイオネーター、ツインブロック装置、フレンケル装置,ハーブストなど様々な装置があります。

アクチバトール(FKO)やバイオネーターは下顎前歯の角度を変えてしまう欠点があります。下顎の前歯は前方に傾斜してしまうと、下顎前歯が上顎前歯と当たりやすくなり、下顎が前方に成長するスペースがなくなってしまいます。疾患の根本的な原因である骨格の改善が損なわれてしまう欠点があるためケースを選ぶ必要があります。

ツインブロック装置やフレンケル装置は下顎の前歯にあまり影響がでないのですが、装置の構造がより複雑になります。

 

Align Technology Announces New Teen Solution With Introduction of Invisalign Teen With Mandibular Advancement

今回発表されたインビザラインteen with MAは、これまでの機能的矯正装置と比較してとてもシンプルな構造になります。

奥歯の側方にウイングが付与されていて、この部位で噛み込むことで、下顎の前方誘導が行われるというものです。インビザラインの特性上、下顎前歯がそれほど前方に傾斜することがないです。

アメリカでは、テストランとして数名の先生が用いて症例発表をされていました。当院でも積極的に取り入れていきたいと思います。

練馬区大泉学園徒歩1分 よしかわ矯正歯科 吉川

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