【中学生 男子】すきっぱ(上顎前歯部正中離開)・下顎の後退の矯正歯科治療

【患者】中学生 男子

【費用】矯正装置料74万円+処置料6000円/回

    マルチブラケット装置(ワイヤー矯正)

    バイトプレート+ヘッドギア

【期間】2年6か月

【治療計画】

このケースでは、上の前歯が前方に傾斜してしまい、下の歯が歯茎に噛みこんでしまっていました。

分析してみると、上の前歯はかなり唇側に傾斜し、下顎は下がっていました。

治療法としては、

・バイトプレートによる噛み合わせの高さの改善

・ヘッドギアによる、上顎大臼歯(奥歯)の後方への移動、下顎の前方適応

・マルチブラケット装置による前歯の舌側への移動

今回のケースは、下顎が後方に下がっていたため、前方に成長誘導できるかがポイントになりました。

【リスク・副作用】

バイトプレート・ヘッドギアの使用時間を守らないと、歯の動きが

悪くなることがあります。それに伴い矯正治療期間が延びてしまう

ことがあります。

ワイヤー矯正により歯面の清掃が難しくなります。清掃を怠ると

虫歯や歯肉炎のリスクが高まります。

 

【補足:下顎の成長】

下顎の成長のスパートは男の子、女の子でタイミングは異なります。

女子:6歳、7歳半、12歳

男子:6~7歳、9歳、15歳

このタイミングで、下顎を前方に誘導する治療を行うと効果的です。

小児矯正から治療するメリットは、お子様の成長力を利用できる点になります。

成長期が終わってしまいますと、中間の歯を抜歯したり、外科矯正(顎の骨を切る)のリスクが高まります。

少しでも気になる歯並びであれば、早めに矯正のドクターに相談してみましょう。

 

 

練馬区西武池袋線大泉学園駅徒歩1分

よしかわ矯正歯科 院長 吉川

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