【高校生 女子】開口の矯正歯科治療
【治療計画】
前歯で咬み切れないとのことで来院されました。
大臼歯(奥歯)の強い干渉があり、深く咬みこめない状態でした。
開口(オープンバイト)のケースは、この状態になる原因により、治療計画が異なります。
・舌の癖があり、飲み込む動作をする際、歯を押してしますケース
・奥歯の強い当たりがあり、前歯が咬みこめなくなっているケース
・開口以外に、下あごが後ろに下がっているケース
・開口以外に、下あごが前に出ているケース
など、いろいろな問題が複合して開口の症状になっていることがあります。
今回のケースは、奥歯の強い当たりがあり、下あごが後ろに下がっていました。
まず、奥歯の強い当たりをとるため、上あごの奥歯を圧下(骨にうずめる)、下あごの奥歯を後方におこす(アップライト)を行い、下あごの位置を改善しました。
この他のも、舌の癖があり、舌の筋肉のトレーニングも同時にしました。
【リスク・副作用】
開口は一度治しても、舌の癖が残っていると、また戻ってしまうこと
があります。注意して経過を見ていく必要があります。
MFTのレッスンをご自宅でも時間をみつけて継続する必要性があります。
無意識下での舌の位置の改善には、日ごろからどれだけ意識していく
かに関わっていきます。
練馬区大泉学園徒歩1分 よしかわ矯正歯科 院長 吉川