【高校生女子】上顎前歯のガタガタ歯の矯正歯科治療
【治療計画】
上顎前歯部の叢生(凸凹歯)の改善が目標となります。
このまま、何も考えずにワイヤー矯正でならべると前歯が前に出てしまいます。(出っ歯になります)
スペースを作り、その後配列することが重要となります。
スペースの作り方は様々ですが、今回のケースはIPR(歯を少し削る)を手法を選択しました。
①歯にブラケットを装着
②IPR(歯を削る)にてスペースメイキング
③スペースが出来たら、弱く細いワイヤーにて配列
④太いワイヤーにて細かい噛み合わせの調節
⑤きちんとした噛み合わせが整い次第保定(歯と周りの歯槽骨がくっつくのを待つ)の段階へ
このように矯正治療は段階を踏んで治療していきます。
いきなり①から④には進めないのです。
【リスク・副作用】
IPR(歯を削る)必要があります。
ワイヤー矯正により歯面の清掃が難しくなります。清掃を怠ると
虫歯や歯周炎のリスクが高まります。
鏡を見て、きれいに歯磨きをしてください。
保定装置を決められた時間、しっかりと使用する必要が
あります。使用時間が短いと後戻りの可能性があります。