【30代 女性】前歯のがたがた歯の矯正歯科治療
【治療計画】
上下顎の前歯の凸凹(叢生)が気になるということで来院されました。
まず、前歯の凸凹を改善するためには、スペースがないと並べられません。
スペースメイキングの方法は
・歯のアーチを広げる(側方拡大)
・奥歯を後方に下げる(遠心移動)
・前歯を前方に傾斜させる(前方拡大)
・歯の隣接面を削る(IPR)
・歯を抜く(便宜抜歯)
の方法があります。精密検査により、今回は、側方拡大、遠心移動、IPRを行いました。
インビザラインは、ワイヤーと異なり、奥歯の後方への移動も行いやすい装置になります。ワイヤーの場合は、別の装置が必要になることが多いです。患者様のご要望の目立ちにくい装置と、治療のケース的にもインビザラインが最適でありました。
今回のケースでは、中間の歯(小臼歯)の抜歯を行わずとも、治療がうまくいきましたが、ケースによっては、奥歯の後方移動ができない患者様もいらっしゃいます。
その判断は、精密検査の結果によりドクターから説明をします。
どんなケースでも、まず矯正治療を行う場合にはレントゲンの分析や模型分析etcが必須になります。
【リスク・副作用】
IPR(歯を少し削る)が必要となります。
アライナーチューイを装着後しっかりと噛み、歯にフィットさせま
しょう。フィットが甘いと歯の動きが悪く、治療期間が延びる可能性
があります。
院長 吉川 剛太